能登半島の被災地を訪れて
〜“見えない安心”が家族を守る。リノベ専門店として考えたこと〜
■ いざという時に、家は本当に家族を守れるのか?
こんにちは。ロイヤル住建です!
私たちは「リノベーションを通じて、暮らしの安心をつくること」を日々の使命としています。
先日、能登半島地震で大きな被害を受けた地域を訪問させていただきました。被災された皆さまが大変な状況の中で、現地の方々からお話を伺い、被害の様子を見学させていただけたことに、心より感謝申し上げます。
実際に現地を歩き、倒壊した家屋や仮設住宅、避難所での暮らしを目にすることで、「家が命を守る場所である」ということの重みを改めて実感しました。
この経験を通して、私たちがどのように「住まいの安心」をご提案できるのかを、今一度見つめ直すきっかけとなりました。
今回は能登半島で学ばせていただいたことを少しお話させていただきます。
■ 建物の被害について
現地で特に印象的だったのは、一見しっかり建っているように見える家でも、柱が倒れ、上の階の重さに耐えられず崩れていたという光景でした。基礎や土台が残っていても、柱と梁がしっかりつながっていなければ、建物は地震の力に耐えられません。
一方で、最近建てられた家はしっかり残っていて、「家の中身の違い」が被害の差になって表れているのを目の当たりにしました。
■ 瓦や土壁の重さが、倒壊につながることも
能登地域の伝統的な家には、能登瓦や土壁が使われています。見た目の美しさや地域の風景には欠かせないものですが、実は屋根や壁が重くなることで、地震の際に建物に大きな負荷がかかってしまうこともあるのです。
今回の視察で、そういった昔ながらの住宅が多く倒壊していた現状を見て、「見た目の安心」だけではなく「構造の安心」がいかに大切か」を改めて考えさせられました。
■ リノベーションでも「見えない安心」をつくれる
私たちはリノベーション専門の工務店として、古くなった住宅に耐震補強や制震ダンパーの設置(例:MAMORY)などを行っています。
こうした設備は、お住まいの見た目には表れません。でも、地震のときには家の倒壊を防ぎ、ご家族の命を守る「縁の下の力持ち」なのです。
今回の研修を通じて、あらためてこの「見えない部分」の大切さを、お客様にももっとわかりやすく、丁寧に伝えていく必要があると感じました。
■ 「今は大丈夫」でも、本当に大丈夫ですか?
現地で被災された方々の話を伺い、「まさか自分が…」という思いがあったとおっしゃっていました。私たちもつい、「自分の地域は大丈夫」と思ってしまいがちです。
でも実際には、どこで・いつ・どれだけの地震が起きるかは誰にも分かりません。沖縄出身のスタッフも、「津波や台風も他人事ではない」と日々実感しています。
大切な家族を守るために、まずは“今の家”を見直してみませんか?
■ 最後に
今回の視察を通して、「建物の見た目だけでなく、中身=構造が命を守る」ということを、私たち自身が再確認しました。そして、リノベーションでもその安心はつくれることも、改めて実感しました。
「うちは古いから不安だけど、建て替えるのはちょっと…」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。☺今ある住まいを、もっと安心できる場所へ。私たちがそのお手伝いをいたします!