リフォームブログ

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築40年・50年の家は、リノベーションできますか

「築40年を超えているんですが、うちはまだリフォームできますか」

「建て替えたほうがいいのか、リノベーションでいけるのか、判断がつかない」

古い家のご相談で、いちばん多く聞かれることです。

先に結論を書くと、築40年でも50年でも、リノベーションできる家はあります。ただし、築年数だけで決めるのは危険です。見てみないと分かりません。

見るのは、構造、基礎、傷み具合、耐震、雨漏り、シロアリ。このあたりの状態です。今日は、古い家を見るときにどこを確認しているのかを書いていきます。


「築40年だから寿命」ではありません

住宅は、築40年だから寿命、築50年だから建て替え、と年数で線を引けるものではありません。

同じ築年数でも、それまでどう手入れされてきたか、雨漏りがあったかどうか、基礎や柱がどうなっているかで、状態はまったく違います。

築50年でも、主要な柱と梁がしっかりしていて基礎の状態もよければ、必要なところを補強しながら十分に再生できます。反対に、築年数がそれほど経っていなくても、長いあいだ雨漏りやシロアリの被害を受けていれば、構造から大きく直すことになります。

ですから、最初に必要なのは「何年経っているか」ではなく、いま、この建物がどういう状態なのかを知ることです。

古い家で、特に見ておきたい5つ

1. 基礎

大きなひび割れや沈下がないかを見ます。古い住宅は、いまの一般的な基礎とつくりが違うことがあります。その場合は、必要に応じて補強を検討します。

2. 柱・梁・土台

リノベーションでいちばん大事なところです。特に浴室まわり、洗面所、外壁との取り合い部分。過去の水漏れや結露で木が傷んでいることがあります。

3. 耐震性

古い住宅は、いまの基準と比べて耐震性能が足りていないことがあります。内装をきれいにするだけで終わらせず、必要なら耐震診断をして、筋かいや耐力壁、金物での補強を検討します。

筋かいを入れて耐震補強をしている工事中の様子
筋かいを入れて、耐震補強をしているところ(ロイヤル住建の施工現場より)

4. 断熱

古い家は、壁や天井、床に断熱材が十分に入っていないことがあります。せっかく大きく手を入れるなら、間取りやデザインだけでなく、断熱も一緒に見直すことをおすすめします。窓、壁、床、天井。ここを直すと、冬の寒さと夏の暑さがはっきり変わります。

壁に断熱材を入れている工事中の様子
断熱材を入れているところ(ロイヤル住建の施工現場より)

5. 雨漏り・シロアリ

調べてみると、表からは分からなかった雨漏りの跡やシロアリの被害が見つかることがあります。大きなリノベーションでは、解体して初めて分かる部分もあります。

だから、最初の見積金額だけで予算を組まず、ある程度の予備費をみておいてください。

建て替えとリノベーション、どちらがいいか

これは、一概には言えません。

リノベーションが向いているのは、たとえばこういう場合です。いまの家に愛着がある。親御さんやお祖父さんから受け継いだ家を残したい。建物の主要な構造が比較的しっかりしている。いまの土地や立地が気に入っている。新築より、いまある家を活かした計画にしたい。

一方で、構造の傷みが大きい場合や、希望する間取りと性能を実現するのに大がかりな補強が要る場合は、建て替えたほうが結果的に合理的なこともあります。

大事なのは、最初から「リフォームありき」「建て替えありき」で考えないことです。リノベーションした場合の費用と、建て替えた場合の費用を並べて、これからの暮らしまで含めて決めてください。

お金をかけるべきは、完成すると見えなくなるところ

古い家のリノベーションで、キッチン、お風呂、床、壁紙といった目に見える部分だけに予算を使うと、あとで困ることがあります。

基礎。柱や梁。耐震補強。断熱材。防水。配管。電気配線。

こうしたところは、完成するとほとんど見えません。それでも、住まいの安全性や快適さ、これから先の維持費に大きく関わります。

見た目をきれいにするだけでなく、これから何十年か住むための性能を整える。それが本当の意味でのリノベーションだと思っています。

ロイヤル住建が大切にしていること

古い家のご相談をいただいたとき、最初から工事の中身を決めてかかることはしません。まず建物を見せていただいて、残せるところ、補強したほうがいいところ、交換したほうがいいところの3つに整理します。

そのうえで、ご予算とこれからの暮らし方をうかがいながら、リフォーム、リノベーション、建て替えのどれがいいかを一緒に考えます。どれも扱っているので、ひとつの方法に寄せる必要がありません。

残すものは残して、直すところは直す

古い家には、新築にはない良さがあります。長く家族が暮らしてきた時間。いまではなかなか手に入らない立派な木材。地域の風景になじんだ佇まい。残す価値のあるものは、少なくありません。

ただ、安全性については、感覚で判断してはいけないところです。

残せるものは残す。直すべきところは、きちんと直す。古い家を安心して次の世代へ渡すには、その両方が要ると思っています。

まずは、建物を見るところから

「うちはリフォームできますか」「建て替えたほうがいいですか」「耐震も断熱も直すと、いくらぐらいになりますか」

そういう疑問をお持ちでしたら、まず建物の状態を確認するところから始めてください。

築年数だけで「もう無理」と決める必要はありません。いまある家を活かせるのか。どこまで直せば安心して住めるのか。気になるところがあれば、遠慮なくご相談ください。

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